トラストトレイン運転史(3)

(小煙管交換修理 復活)

運転史(2) 運転史(4)
  煙管交換修理が終わり、スハフとE102を死重にして試運転するC12 164 試1002レ。

逆C12 164+E102+スハフ42-286

1999-09-06 笹間渡〜抜里

 

蒸気管漏れ

1998年4月18日の運転は、C12 164が蒸気管漏れ等修復のため、C56 44が代機を務めた。

修理を終えた5月の運転は、念のためにE102の補機付きとなった。

1998-05-30 福用〜神尾

   

小煙管の老朽化

蒸気機関車の小煙管は消耗品だ。腐食が進み、ピンホールが空くと栓をして漏れを防いでボイラーを使用していく。
しかし、栓の数にも限界があり、限度を超えたボイラーは煙管の交換が必要となる。
この運転を最後に、C12164は煙管の腐食が限界となったため運転不能となり、募金による修復活動が開始された。

1998-08-29 下泉〜田野口

   

 


煙管修理

煙管募金が集まるまでC12は新金谷の庫内で眠ったが、復活に備えて、ボイラー検査や要部検査を受けていた。
   

試運転 1999年9月6日

煙管交換を終えたC12は、スハフとELを死重にした本線試運転を実施した。

1999-09-06 試701レ 神尾〜福用

  C12 164+スハフ42-286+E102

   

 


復活 1999年9月18日

煙管修理を終えたC12 164は、9月18日のトラストトレインから営業運転に復帰した。

新金谷

   
交換した古い小煙管。

煙管交換募金の寄付者達への記念品として配布された。

   
「祝 復活」を表示したヘッドマークを掲げて、やって来た下りトラストトレイン。

C12 164+PC×3+スハフ43×2+オハニ36+E10

1999-09-18 家山〜抜里

   

 

運転史(4)へ