島原鉄道　Ｃ１２０１　（日車）


保存場所：
長崎県島原市霊丘公園　（島原鉄道　南島原駅下車）

保存理由：
島原鉄道の戦後の復興に活躍し、昭和２４年のお召し列車をけん引
した、Ｃ１２の同型車である。

車両来歴：
昭和２３年に日本車輌で製造された５両のＣ１２は、昭和４３年のＤＬ化
まで使用された。

保存状態：
屋外展示。傷みが目立ち、島鉄独特の２段窓も破壊されている。

その他　：
購入の経緯は、小説「盲人重役」（城山三郎著）の題材となった。
同型のＣ１２０５は、私鉄唯一のお召し列車けん引の経歴を有している。

保存されたこの車両のナンバーは「Ｃ１２０１］となっているが、製造銘板では、
製番が　「Ｃ１２０１］の「１４９７」ではなく、「１５３２」となっており、実は「Ｃ１２０６］とも言われている。


取材日　：
昭和５２年７月２０日，昭和５４年８月３０日