明知線のC12

明知線用C12の基地、中津川機関区
電化前は、中央西線用D51がたむろしていた。

岐阜県東濃地方の恵那市と明智町を結ぶ、国鉄明知線は、私が初めてC12を撮りに行った路線です。最初の訪問は、昭和46年3月31日。中央西線は中津川以東が未電化で旅客が一部DD51牽引となったものの、D51が客貨に活躍していた時代です。
すでにSLブームが頂点になり、多くのファンが落合川を訪れていたのに、明知線は最後の1年を除けば、実に静かなものでした。

ここで、活躍したC12は、中津川機関区に配置され、明知線貨物の他に、中津川駅構内入換えと、中津川・落合川間補機、中津川・坂下間通学列車に使用されていましたが、'73-7-10の中央西線全線電化により、入換えはDL化、補機仕業は廃止、通学列車は電車化され、明知線専業となり、'73-10-12を最後に、DD16に置換えられました。
廃止に際し、さよなら列車などのイベントは無く、'73-6-26にC12−230+C12−69の重連で運転された、お座敷列車が最後の華でした。

 

恵那駅にて発車待ちのC12−209(中) 463レ

前面トラ塗り。ナンバープレートは青地の出で立ち。

'71-3-31 恵那

山間を行く、明知線の貨物列車。

私にとって最初の走行写真の撮影でした。

'71-3-31 東野〜阿木

   
 
中央西線補機仕業で待機中の
C12−74は、恵那市に保存中

'71-3-31  中津川

 

中津川機関区に待機する、
C12−67は、茅野市に保存中

'72-8-?  中津川

     
明知線最後のC12となった、C12−230

名古屋鉄道管理局最後の蒸機でも
あった。

長く、加古川気動車区に居たカマで、
今は、愛知県西尾市で保存中。

'73-9-30  恵那

   

  組成を終えて、恵那駅2番線へ入線する、461レ
  C12−230+ワム80000+トラ45000他
  C12−230の運転台には順法闘争の跡が残る。

'73-9-30 恵那


明知線については、第3セクター化に至るまでの更に詳しいページを作成する予定です。